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首藤康之のドキュメンタリー『今日と明日の間で』

2012/3/27(火)晴れ

小鳥ピヨピヨ」で絶賛されていたドキュメンタリー映画、『今日と明日の間で』を渋谷のアップリンクで観てきた。主演は首藤康之。世界的なバレエダンサーらしいが、僕はその名前しか知らなかった。バレエやモダンダンスには詳しくないが、たまにふと観たくなることがある。でもどちらかというと、女性の身体の美しさを鑑賞するものだと思っていた。

いやー、これがもう途中で泣けてくるくらい良かった。一人黙々と練習する首藤を寡黙に追うカメラの合間に、舞台の映像が入ってくる。「時の庭」「空白に落ちた男」なんかゾクゾクして鳥肌が立った。本物の舞台が観てみたいと思った。

冒頭の自転車に乗ってスタジオに来るシーンや、仲間とご飯を食べているシーンなど、踊りに関すること以外の何気ない彼の表情もいい。孤独な戦いの合間の束の間の時間、リラックスしているときの笑顔を見ているとホッとする。

正直に言って、ダンサーって僕が一番分からない人種である。踊りで自分を表現するなんて思ったこともないからだ。でも分からないから、ほんとうに素晴らしい踊りと出会ったときの驚きも大きい。人間は体ひとつでここまで美を表現できるのかと。伝統に裏付けられたむき出しの美には、他のアートにはない根源的なエネルギーを感じる瞬間がある。

彼は決して器用なタイプではなく、不器用なのだという。不器用であるがゆえに成し遂げられる仕事もある。器用に何でもできることは別にいいことじゃないのかもしれない。「これしかできない」ことを見つめること、極めることの重要性を教えてくれる。

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