文化・芸術

秦早穗子 × 菊地成孔トークイベント「ヌーヴェル・ヴァーグ前夜」@VACANT。

2012/7/21(土)くもり

7月19日(木)は、原宿のVACANTへ。出版社リトルモアの3日連続トークイベントの中日、「ヌーヴェル・ヴァーグ前夜」を観てきた。VACANTに行ったのは、同じくリトルモア「真夜中」の石川直樹+東野翠れん+寺尾紗穂イベント以来。1FにはLittle Nap COFFEE STANDができていた。

このイベントの存在は菊地成孔のラジオ「粋な夜電波」で知った。トークの内容が「ジャン=リュック・ゴダールのデビュー作〈A BOUT DE SOUFFLE 原題=息切れ〉を、秦早穗子さんが選択し〈勝手にしやがれ〉と名づけた理由」で、ゲストが菊地さんだと知ってこれは行かねば、とすぐに予約した次第。秦さんは『影の部分』という自伝的な小説を今年3月に発表、現在80歳(!)だという。

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「杉本博司 ハダカから被服へ」@原美術館に行く。個人的な見どころは。

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2012/4/24(火)快晴

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あまりにもいい天気だったので家にいるのがバカらしくなって、原美術館で開催中の企画展「杉本博司 ハダカから被服へ」に行ってきた。北品川駅から品川女子学院の角を曲がり、御殿山ガーデン裏の緑あふれる通りを歩くだけで幸福感に包まれる。

原美術館といえば前回のJean Michel Othoniel展もまだ記憶に新しく、ついこないだ来たばかりのような気がする。杉本博司と原美術館という組み合わせは最初ピンと来なかったが、一歩中に入るといつもの原美術館であり、いつもの杉本節だった。

写真の展示については、想定内。このあたりのレポートのとおり。美しい作品だが、驚くほどではない。来て良かったのは、杉本文楽「曾根崎心中」の人形と、2011年の野村万作×萬斎×杉本博司・三番叟公演で使われた「放電場」デザインの衣装を見ることができたこと。

2階の奥の部屋には川久保玲のドレスの写真があるが、それよりも窓の向こうで輝く庭の緑に目を奪われた。一点だけ飾られている本物のドレス、エルザ・スキャパレリの作品も素晴らしかった。全ての衣装でいうと階段にあった山本耀司の、いくつもの木片をつなげた彫刻のようなドレスが一番好き。あれは実際にヨージのブティックで販売されたのかな。

帰りはいつも、品川駅までのんびり歩く。駅に着くまでの間に、おいしいコーヒースタンドがあったらいいのにといつも思う。美術館の中のカフェもいいんだけどね。

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杉本博司のドキュメンタリー映画「はじまりの記憶」。現代アートと写真好きは観ておくべき。

2012/4/6(金)晴れのちくもり時々雨

杉本博司は海外で先に評価され、日本では2005年の森美術館の展覧会で知られるようになった現代アート作家だ。その後、ブルータスで2回特集が組まれるなど、徐々に注目されるようになる。僕も森美術館の展覧会で初めて「海景」シリーズを見て、海景の写真と能舞台、池田亮司の音響が流れるその場の空気にものすごい衝撃を受けた。以来、常にその動向が気になる数少ない作家である。

一昨日、渋谷のシアター・イメージフォーラムで「はじまりの記憶 杉本博司」を観てきた。2010年にWOWOWで放送されたドキュメンタリーをベースに、30分以上の新撮と渋谷慶一郎の音楽、寺島しのぶのナレーションを加えて映画にしたのだそう。

何ヶ月か前にNHKで放送された、杉本博司版文楽「曽根崎心中」のドキュメンタリー番組も面白かったが、この映画は杉本の今までのキャリアを作品の文脈に沿って物語ったもので、杉本の作品を知らない人でも楽しめ、知っている人にとっても興味深いエピソードが散りばめられていた。特に最後の海の映像と、一番最後に語られる杉本の言葉が心に残る。

20120407_02211

そして今日は、銀座のアップルストアで杉本博司とフクヘンこと編集者の鈴木芳雄のトークイベントへ。こちらは、最近iPadアプリとしてリリースされた「SUGIMOTO 1988」の発売記念イベント。杉本のイベントに来たのは、数年前の立教大学での講演以来。その時は「 歴史の歴史」という分厚い著書にサインをしてもらった。

杉本が小さい頃電車好き、工作好きの少年だったことを鈴木さんがスライドで紹介しながら、鉄道模型や鉄道写真で培った経験が後のジオラマシリーズに活きていることが明かされたりして、面白かった。博覧強記で何から何まで理詰めで作品を作っているように思える杉本だが、実は興味のベクトルは小さい頃からずっと一貫していたのだった。

過去作品のiPadアプリ化について杉本は、「自分はアナログ派なので手にとって触れないものは所有している感じがしないが、今はデータで作品を所有するというスタイルが当たり前になりつつあるそうなので、新たな挑戦としてやってみた」と話していた。

僕はまだこのアプリは買ってないのだが、既に絶版で手に入りにくい写真集が1500円で買えるならお得だろう。杉本博司は今、原美術館でも展覧会「ハダカから衣服へ」を開催中だ。こちらも近々行ってみようと思っている。

SUGIMOTO 1988 - 108UNITED Co., Ltd.

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首藤康之のドキュメンタリー『今日と明日の間で』

2012/3/27(火)晴れ

小鳥ピヨピヨ」で絶賛されていたドキュメンタリー映画、『今日と明日の間で』を渋谷のアップリンクで観てきた。主演は首藤康之。世界的なバレエダンサーらしいが、僕はその名前しか知らなかった。バレエやモダンダンスには詳しくないが、たまにふと観たくなることがある。でもどちらかというと、女性の身体の美しさを鑑賞するものだと思っていた。

いやー、これがもう途中で泣けてくるくらい良かった。一人黙々と練習する首藤を寡黙に追うカメラの合間に、舞台の映像が入ってくる。「時の庭」「空白に落ちた男」なんかゾクゾクして鳥肌が立った。本物の舞台が観てみたいと思った。

冒頭の自転車に乗ってスタジオに来るシーンや、仲間とご飯を食べているシーンなど、踊りに関すること以外の何気ない彼の表情もいい。孤独な戦いの合間の束の間の時間、リラックスしているときの笑顔を見ているとホッとする。

正直に言って、ダンサーって僕が一番分からない人種である。踊りで自分を表現するなんて思ったこともないからだ。でも分からないから、ほんとうに素晴らしい踊りと出会ったときの驚きも大きい。人間は体ひとつでここまで美を表現できるのかと。伝統に裏付けられたむき出しの美には、他のアートにはない根源的なエネルギーを感じる瞬間がある。

彼は決して器用なタイプではなく、不器用なのだという。不器用であるがゆえに成し遂げられる仕事もある。器用に何でもできることは別にいいことじゃないのかもしれない。「これしかできない」ことを見つめること、極めることの重要性を教えてくれる。

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roadside spirits #2@道

1/10(月・祝) 晴れ 

成人の日。過去成人が一番少なかったらしい。
120万人ぐらいだったっけ?
この記録はきっと今後も更新されるんだろうな。

夜は都築さんのトークイベント「roadside spirits」#2@湯島・道
前回は田舎のヒップホップ特集だったけど、今回は「ディープ演歌
 アドヴェンチャー」。
これがまた最高だった!
スタートぎりぎりに会場へ着いたら、超満員。
都築さんの目の前の空いてるところに入れてもらった。

後で知ったんだけど、都築さんは「演歌よ今夜も有難う」っていう連載をしていて、
このところインディーズ演歌について調べていたみたい。
演歌っていってもみんなが知ってる演歌じゃなくて、
インディーズに注目するところが都築さんならでは。

スナックにしても演歌にしても、若い人(一応自分も含めとくw)からしたら
最も興味のないことの代表選手だと思うんだよね。
みんなのそういう偏見を、都築さんはユーモアの力でひっくり返していく。
それがいつも痛快なんだなぁ。

MacBook Airにウーロンハイをこぼしながらも、
だれも知らない演歌の世界について熱く語ってくれた都築さんに乾杯。
最後に流れた、石川さゆり+弦哲也による「飢餓海峡」には泣けた。
凄い歌だね、これ。

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まさかの土岐麻子さん取材。

12/27(月) 晴れ

そういえば、昨日はインタビュー原稿一本仕上げたのだった。
午後、原宿のVACANTでDAVID BYRNE EXHIBITIONを見る。
2Fより、1Fの方が面白かった。
映画「TRUE STORIES」、初めて観た。
これ全部観たいなぁ。
脱力系の笑いがサイコー。

ワタリウムで、バリー・マッギーの最新作品集を買う。
3年前くらいにワタリウムでやった展覧会の写真も出ていた。
なかなか良い作品集。

夕方、Sony Music Artistsで土岐麻子さんの取材&撮影。
ファンなので緊張したけど楽しかったなぁ。
『乱反射ガール』にサインをもらった。
今年最後の取材がこれで良かったな。

Barry Mcgee Book Barry Mcgee

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デビッド・リンチ 『INLAND EMPIRE』

12/23(木・天皇誕生日) 晴れ?

デビッド・リンチ『INLAND EMPIRE』をDVDで鑑賞。
この映画のタイトル、ずっと『ENGLAND EMPIRE』だと思ってた。
3時間もある。
裕木奈江が突然出てきてびっくりしたが、かわいかった!
彼女、いつからかLAに移住してたんだよね。
でもこの映画の彼女の役、「ストリート・パーソンその2」なんだけど。
それでも彼女は光ってたよ、色っぽい!

映画としてはよくわからん。
「ロコモーション」をみんなで踊りながら歌うところとか面白いけど、
どうせそういうことするならもっとエンタメに振っても良かったのに。
僕的には『マルホランド・ドライブ』の方が全然好き。。
ナオミ・ワッツが出てないから不満なのもあるけど・・・

Img_4217

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橋本平八と北園克衛展@世田谷美術館

ふと思い立ち、これからブログではなく、日記を書いてみる。
いいエントリーを書こうとするより、こっちの方が自然でいいかなと。

12/11(土) 快晴

11時過ぎに家を出て、用賀へ。
砧公園の世田谷美術館に「橋本平八と北園克衛展」を観に行く。
この二人は兄弟なのだが、僕は弟の克衛しか知らず。
兄の平八は彫刻家で、38歳の若さでなくなったという。

北園克衛はvouという雑誌をつくったことで、僕にとって憧れの存在。
古本屋などでもほとんど見たことがないので、雑誌の表紙がズラッと並んでいる様は壮観だった。
詩人であり、編集者であり、デザイナーである彼のモダンな多才ぶりと、
素朴で独特な兄の平八の作風との対照的な展示。
2200円の図録を購入。この図録、なかなかナイス。

環八からバスに乗り、千歳船橋駅へ。
堀口珈琲で生ハムのホットサンドと珈琲。
フレンチの珈琲は酸味が強く、いまいちだった。
手紙社の方らしき人たちを見かける。

15時から、下北沢leteでギター教室。
「Johny Cliche」の後、「Sunday Afternoon」をひたすら練習。
これも難しいが、やり甲斐はある。
年内のギター教室はこれで終了。

終了後、石井さん、松本さんと三茶まで歩き、居酒屋で飲む。
客が他にいなくて静かなので、店内BGMをじっくり聞いてしまう。
一時間ぐらい飲んで、解散。

Kinuta park@Yoga

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小山泰介個展 / J.A.Mインストアライヴ

6/4の金曜日は、恵比寿G/P Galleryで始まった写真家小山泰介さんの個展、
Melting Rainbows /Starry」のオープニングレセプションへ。
前回の「entropix」個展から1年かな。
前作の「Rainbow Form」のバージョンアップ版というかリミックス版というか、
彼が以前も言っていた、街や生物の変化を捉えた作品になっている。
7/11までやっているので、恵比寿に行ったら是非寄ってみて。
1FのNADIFもアート系本屋さんとしては相変わらず品揃え抜群。

会場にいらっしゃった後藤繁雄さんから、
今年3月に出来た「3331 Arts Chiyoda」というスペースのチラシを頂く。
既にオフィスは入居しているみたいだけど、本格オープンは6/26だそう。
後藤さんも「g3(トリプルジー)」という新しいギャラリーを手がけるのだとか。
サイトを見ると、既にワークショップなどで使われているようです。
他にも、ASYLの佐藤直樹さんや、BOCTOKの伊藤ガビンさん、コマンドNなど
面白い人たちの企画があるようで、オープンが楽しみ。

Taisuke Koyama@"Melting Rainbows / Starry"
自分の指がバッチリ……。

6/5の今日は、渋谷タワーレコードのB1で、J.A.Mのインストアライブ。
J.A.Mを初めて聞いたのは、Grand Galleryのコンピ「Mellow Beats, Friends & Lovers」収録の
「Jazzy Joint(feat. Jose James)」で、この曲は何回聴いたか分からないほど。
僕はソイルはあまりピンと来ないのだけど、J.A.Mは本当に好き。
たぶん、ヒップホップやロックのセンスを通過したピアノトリオというところに
ピンと来たのだと思う。

今日はインストアライブとはいっても、6曲ぐらいやってくれたんじゃないかな。
ピアノの丈青さんのプレイがはじけまくってた。
あの短い時間で最初からハイテンションで演奏できるって凄いなぁ。
Motion Blueなどでこれから始まるツアーも観たいんだけどなー、、、

Perfume@Tower Record Shibuya
関係ないけど、地下にあったPerfumeのサインw

帰りにタワレコの2Fをチェック。
インディーズコーナーの試聴機の一番上にPredawnが入っていて、
しかもその上には大きなPOP、本人来店のポラまで飾られていた。
東京ではHMVとタワーでインストアをやるようです。
僕は既にOTOTOYでデータ購入済なんだけど、CDも買うつもり。
ところで、「Suddenly」のPVは完全森ガール仕様だ……本人の希望なのかな?

今月の十和田湖の野外フェスに出るみたいだけど、
もしかしたら他の野外フェスにも出るかもしれないね。
とりあえず、レコ発パーティーのMARZには行く予定。
どんどん有名になっていきそうだなー。

手のなかの鳥 手のなかの鳥

アーティスト:Predawn
販売元:アールディーレコーズ
発売日:2010/06/02
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最近の仕事やライブのことなど。

そうだ、ブログがあったんだ。というぐらい放置してしまったココ。
完全にtwitterのせい。
もう年末になってしまいましたね。
見てくれている人がどれくらいいるのかわからないけど、近況を書いておきます。

仕事では、アップルストア渋谷のイベント"X'mas Rocks"のレポートを3回分。
今回はフォトレポートなので、僕の仕事は微々たるものですが。
平原綾香さん、FIRE BALL、金原千恵子さんという三組でした。
ライブの模様は渋谷駅前のスクランブル交差点の大型ビジョンで生中継。
たまたま通りがかかった人はラッキーでしたね。

今週はleteで三木千夏さんの「手と声と vol.10」、
クリスマス・イブはアップルストアの金原千恵子さん、
昨日はラフォーレミュージアムで渋谷慶一郎さんのソロライブを観てきました。

ラフォーレ原宿

渋谷さんのライブは当初行くつもりはなかったんですが、
彼からお誘いメールが届いたので行くことに。 
もう涙が出そうなくらい、エモーショナルで素晴らしい演奏でした。
ソロピアノのライブなんてつまんないのでは?という予想は完全に覆されました。

開場前に「for maria」の音の断片を再構築したBGMが流れていたのだけど、
これもとても気持ちいい音で。ワインを見ながら開演前に既にうっとり気味でした。
来年は相対性理論とのコラボレーション、そしてライブもあるので楽しみ。

音楽の力って素晴らしい。
自分も自分にしかできないことやらなきゃ、というパワーを貰いました。
アルバム「for maria」も聴いてない人は是非。今年のベスト3に入るでしょう。

ATAK015 for maria ATAK015 for maria

アーティスト:Keiichiro Shibuya
販売元:ATAK
発売日:2009/09/11
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