文化・芸術

杉本博司インタビュー@TOKYO SOURCEを読む。

TOKYO SOURCEに掲載されている杉本博司氏のインタビューを読んだ。
最近、草間彌生の自伝「無限の網」を読み返していたんだけど、
一流のアーティストは作品だけじゃなくて、喋ることも面白い。
中でも興味深かったのは、「教育は全然嫌い」と言っていること。

教えるよりも、自分で作ってる方が世の中にも貢献するよね。大体、教えるようになったら、アーティストは駄目になる。教えることで収入が安定して、暇な時間に自分の作品をつくるというのは、アーティストとしてプロじゃないよ。 

この発言が端的に表しているのは、
人は満たされた状態に居続けると表現する必要はないということ。
欲しいものがないからつくる、何かをつくらないと正気でいられない、
という動機があって初めてその表現は人を動かすのだろう。

それにしても、このインタビューを読むともっと杉本氏の話を聞きたいと思う。
これだけ歴史やアートのことを面白く話せる人は見たことがない。
彼の作品づくりの根幹にあるのは、起源に遡って考える、という姿勢だ。
今の日本人が一番苦手とするやり方を、彼は一人黙々と実行している。

勇気が湧いてくる素晴らしいインタビューだ。

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「資生堂・サントリーの商品デザイン展」@東京芸術大学

土曜日は、芸大に「資生堂・サントリーの商品デザイン展」を観に行ってきました。
藤崎圭一郎さんのブログで紹介されていて、面白そうだったので。

いやー、凄い企画展でした。見応えあります。
しかも無料。図録はたったの1000円。
デザインや広告を勉強している学生さんは絶対に行くべきです。

資生堂とサントリーといえば、僕の学生の時には
就職したい企業No.1、2といった感じでした。
パッケージも広告も企業イメージも三拍子揃った、カッコいい企業の代表格でした。

今はどうかというと、昔ほどの輝きはない気がします。
実際、この企画展で展示されている商品を見ても、
昔のものほどカッコよくて、新しくなるほど輝きが薄れていきます。

この企画展を見ていると戦前から戦後、
21世紀にかけて日本人が何を求めて、何を失ったのかが何となく分かります。
デザインに気品というか、プライドがどんどんなくなっていくのです。
パッケージの製造・印刷技術は進歩しているのに、デザインが進歩しているようには見えない。

音楽も映画もインテリアデザインも、70年代くらいまでに出尽くしてしまった
とよく言われますが、その理由は何なのか。
それは消費者である僕らのモノに対する考え方の反映なのでは。
使い捨て、ブックオフ、ツタヤといったものがデフォルトになり、
所有せずして一度体験すればいいという自由と引き替えに、
所有したいと思うものも必要とされなくなったのでは。

それがいいことなのか悪いことなのかは、10年ぐらい経たないと分からないでしょう。

Tokyo University of the Arts

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Ryoji Ikeda +/- [infinite between 0 and 1]

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東京都現代美術館に池田亮司の展覧会へ行ってきた。
1Fと地下の作品のコントラストが良かった。
全体としてはまさにRyoji Ikedaという感じで特に新鮮味はないが、
国際フォーラムのコンサート以来なので懐かしい感じ。

東京都現代美術館で池田亮司の作品が観られたのは良かった。
今更感はあるが。

ミニマルミュージックとデジタルな映像、
その次に彼が作るのは何なんだろうと考える。
ずっとこのままだと伝統芸能になってしまう。

何となく思うのは、画面が真っ白か真っ黒、
音も鳴ってるか鳴ってないか分からない、それでもドキドキするような作品?
less is moreでどこまでできるのか?

最終的なアートは、そこに何もなくても感動するようなもの、
それがミニマリズムの究極なのでは。
ヒントは、日本の過去の文化の中にありそう。
最近、俳句のフォーマットなんかも凄いと思う。

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柳本浩市トークイベント@Apple Store, Ginza

Koichi Yanagimoto@AppleStore,Ginza

Glyph.の柳本浩市さんの『DESIGN=SOCIAL』(ワークスコーポレーション刊)出版記念イベント、『マーケティングに必要なデザインとは?』―称賛され続けるデザインに見る、企業とデザインの親密さ― を観てきました。柳本さんの発言や活動はM川さんのブログで知って以来、注目してきました。といっても、彼が具体的にどんな活動をしているのかは詳しく知らなかったのですが。

詳しいレポートは、僕が編集に関わっているクリエイティブ情報サイト「withD」に書く予定ですが、オリベッティの話で始まってキューバの話で終わるというあっという間の1時間でした。会場のアップルストア3Fは満員で、柳本さんの活動への注目度が高いなーと実感。

イベント終演後に、柳本さんと少しお話しできました。思っていたとおり気さくな方で、今後はこうしたイベントでもっといろんなお話を聞きたいとリクエストしたり、Glyph.という会社には出版社としての機能もあり、一般の流通を通さずに直販でかなりの部数の書籍を販売していることなどを教えてもらいました。

柳本さんには機会を見て、インタビューをオファーしてみたいと思っています。

 DESIGN=SOCIAL デザインと社会とのつながり DESIGN=SOCIAL デザインと社会とのつながり
販売元:TSUTAYA online
TSUTAYA onlineで詳細を確認する

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シルク・ドゥ・ソレイユ「ZED」

昨日はディズニーシーとシルク・ドゥ・ソレイユへ。
一日早い彼女からの誕生日プレゼントだった。
滅茶苦茶混んでるんじゃないかと思ったディズニーシーは、
意外にもそれほど混んでいなかったし、道路なんかガラガラ。
皆のんびりと家で過ごしていたのかしら?

ディズニーシーは初めて行ったが、
ランドより落ち着いていて過ごしやすい感じ。
海が見えるっていうだけでもいい。
ただ、海からの風がダイレクトに当たるので寒かったけど……
以上、DSの感想終わり(笑)。

17時過ぎにシルク・ドゥ・ソレイユ シアター東京に移動して、「ZED」を観る。
席は後の方だったが意外と狭い会場なので、
かえって後の方が全体を見渡せる。
会場の外観の鋭角な印象と、中に入ったときの円形の柔らかいイメージとのコントラストも良い。

シルク・ドゥ・ソレイユについてはあまり調べずに行ったのだが、
パフォーマンスは圧倒的だった。
特に冒頭の舞台演出と、その後の女性パフォーマーが空中で行うダンスはあまりにも美しく、
同じ人間とは思えないほどの動き。
ヨガの動きもいくつか取り入れられているように思えたが、
あんな高いところでヨガのポーズとはどんな気分なのか???

ラストに全員が登場する場面では、涙が出そうになった。
30分の休憩をはさんで2時間ぐらいなのでちょっと短い気もしたが、
あともう少し観たい!と思わせて終わるあたりの計算も心憎い。
久々に、細部までとことん突き詰められたアートを観た。

ちょっとでも興味がある人は、是非行くべき。
音楽や映画では得られない、生の人間の可能性が伝わってくる。
いやー、世の中にはすごい人たちがいるもんだ!

帰宅してから調べてみると、ほぼ日が特集ページを組んでいたのだった。
たくさんのインタビューが載っているが、どれも面白い。
特に、創始者のジル・サンクロワのインタビューがいい。
この人もヒッピーの生き残りなのね。

暮れも押し迫ったこの時期に、
こんなにいいものを観られるとは思わなかった。
しかも舞台を観て駐車場に戻る途中、DSから花火が上がった!
なんというタイミング!!

今年はハッピーな誕生日を迎えられた。
Aへ、どうもありがとう★

Disney Sea

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アレクサンダー・ジラルド展@efffy

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柳本浩一さんとM川さんのブログで知った、アレクサンダー・ジラルド展へ。
表参道ヒルズは最も興味のない場所の一つ(それでもToy Cameraは使用)ですが、
ジラルドのポスターやハーマンミラーのオリジナル生地が見られるとあれば、
行くしかありません。

会場はB2のeffyという鞄のお店で、その半分ぐらいが展示スペースになっています。
面積は大したことないのですが、そこは柳本さんのコレクションだからなのか、
素晴らしいものがたくさん並んでいました。
中でもコレクションファイルは凄いボリュームで、見たことのないものばかり。
ジラルドの自宅インテリアなんて最高!
レストラン「La fonda del sol」の内装もヤバい。

ジラルドのテキスタイルデザインは、
デザインに関心のない人でも「カワイイな」と思うだろうし、
グラフィックやインテリアに関わる人なら、
「このシンプルさとキュートさは絶対真似できない……」と溜息をつくようなもの。
決してマニアだけのが喜ぶものではないところが凄いのです。

店員さんがとてもいい対応をしてくれてそのまま帰るのも気が引けたので、
母のためにラブハート柄のトートバックを購入。
ジラルドのデザインの中でも有名で、僕もお気に入りのもの。

最近はインテリアやプロダクトデザインに関心がなくなりつつあったのですが、
10年以上前にモダンエイジギャラリーやミッドセンチュリーモダン、
モダニカやオーガニックデザイン、E&Y、Gallery 1950を
ぐるぐる回っていた頃の気持ちが、久々に蘇ってきました。
やっぱりいいデザインは、いいなぁって。
決して懐古主義的にそう思うのではありません。

過去にいくらでも素晴らしいものがあるのに、
「何か違う新しいもの」を作り続けらなければならない……。
インテリアに限らず、デザイン全般の永遠の課題だと思います。

デザイナーズマンション、デザイン家電、デザイン携帯。
もはやどうでもいいって思いませんか?
かといって、デザインを放棄したものもいらない。

ポルシェ911のデザイナーなんかは、本当に大変でしょう。
あの形じゃなきゃダメだっていうお客さんに、
それでも何か「少し」新しい変化を感じさせなきゃいけないんですから。

いやはや、デザインって本当に大変な仕事になってしまいましたね。

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HI & LO

今日はほぼ一日病院の日。
友人に紹介された病院の皮膚科で、アトピーの診療。
アトピーとはもう長いこと付き合ってきたが、
良くなったり悪くなったりを繰り返し、完治はしないと諦めていた。

今回行った病院では、薬の塗り方やスキンケアの仕方、
ステロイドや薬のメリット/デメリットなどを分かりやすく教えてくれ、
診察の後に講習会まで開いてくれた。
このお医者さんは信頼できそう。

一ヶ月分の外用薬と内用薬をもらってきたので、
しばらく毎日きちんとケアするつもり。

母親と会ってから、井上ちゃんと元麻布のカイカイキキ・ギャラリーへ。
藤原ヒロシ「HI & LO」展のオープニングレセプション。
もの凄い人で溢れ帰っていました。
展示されている作品も面白くて、楽しめました。
立体なんかもあると更に良かったかも。
ジーンズなんかのコラボものは全く興味なし。

狭いギャラリーでやる展覧会って、
点数が少なすぎてピンと来ないことも多いんですが、
カイカイキキのギャラリーはちょうどいい広さです。

しかし、アートって何なんでしょう。
ますます分からなくなっています。
僕は最近、橋とかトンネルとか首都高、
つまり土木構造物が一番アートな感じがします。

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石山修武と12の物語@世田谷美術館

Setagaya Museum of Art

母親が見たいというので、一緒に世田谷美術館に石山修武さんの企画展を見てきました。
うちから近いのに、なぜか一度もこの美術館には入ったことがなかった。
前回の横尾さんのやつにも行きたかったのだけど。

会場構成も面白いし、何より石山さんのドローイングと銅版画が良かったですねえ。
ご本人も会場にいました。
世田谷村ってのはどこにあるのかしら?(なぜか、石山さんのサイトが繋がらず)

見終わった後は、砧公園でのんびり。
遠出しなくても、ここならノンビリできるなぁ。

Kinuta Park

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Broad Contemporary Museum of Art

ココは行きたい。設計はレンゾ・ピアノ!
ミズモトアキラさんのブログは本当に役に立つなあ!

http://d.hatena.ne.jp/dateo/20080225/p1
http://www.lacma.org/

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